こんにちは、よっさんです。
前回の受検日記#21では、都立受検とは少しずれましたが、同時並行で挑戦している英検挑戦についてのお話でした。今回は受検に話がもどり、11月末に娘が適性検査型の模試に初挑戦したときのお話です。
都立中対策の模試には様々なものがあり、過去記事にいくつかの模試について紹介をしました。
今回、娘が受検したのはこの中の一つ
公中検模試
と呼ばれる模試です。日本最大級の公立中高一貫校の対策模試で、全国で年間約5万名が受検しています。
公中検模試は、小学5年生も受験できます。今回の初模試における目標は
- 適性検査を経験する
- 作文、公適の学習成果を出す
- 全ての問題に手を付ける
- 課題を見つける
としました。
そして、受験後の反省や感じたことはこちらです。
- 時間配分の失敗で、作文が最後まで書けなかった
- 算数の最後の問題も解答できなかった
- 学校で最近習った内容がたくさん出た
- Z会の小学生コースの方が、模試よりも難易度が高い
- Z会の公適講座よりも小学生コースの学習が役立った
- 今後はZ会の公適を解くときに、時間を意識する必要を感じた
まずは、今回の一番大きな目標である適性検査がどういうものかを体験できたのが大きな収穫です。成果と課題も本人が認識できたので、今後の学習モチベーションにつながるだろうと感じています。
この記事では、まず公中検模試について簡単に説明します。その後に娘が受検前に設定した課題、本番の感想についてまとめました。
また、公中検模試が開催されている間に開かれた保護者セミナーについてもお話していきます。
公中検模試について知りたい方、来年以降に受検を考えている方は参考にしてみてください。それでは参りましょう。
受検日記#1から最新話までを一覧表にしています。「最初から読みたい方」「気になる話から読みたい方」は、こちらからどうぞ。
公中検模試とは

- 主催は日本教材出版 公中検模試センター
- 年間受検者数は約50,000名と全国最大規模
- 適性検査で必要な「読解力」「思考力」「活用力」「記述力」などの能力養成・対策に直結
- 全国の適性検査の出題傾向を研究・分析して作成され、全国の塾でも採用
- 共通版や東京版、愛知県版など志望校に合わせたテストタイプが選べる
- 会場模試では、保護者向けの受検情報セミナーも同時開催
- 自宅受検も可能
受検者数は全国最大規模の公立中高一貫校模試となります。全国の各地域に特化した模試のタイプを選択することができ、東京版は2科型と3科型の2タイプがあります。2科と3科は適性検査Ⅲの有無で選択する形です。都立中高一貫校志望の受検生も数多く受けている模試となります。
1年間を通して模試の開催数も多いので、成績の推移を見ることもできるでしょう。
なお、小学4年生対象とした適性検査入門検査という模試も11月頃に受検することが可能です。
受検前に設定した初模試の目標
適性検査型の模試に初めて挑戦するにあたり、娘と目標を立ててみました。
その目標がこちらです。

- 適性検査を経験する
- 作文・公適の(学習)成果を出す
- 全ての問題に手をつける
- 課題を見つける
1つ目は最大のテーマとして、結果よりもまず「適性検査ってどんなものなのか?」を体感することにしました。「試験時間内に問題を解くこと」、「慣れない環境で受検すること」「ライバルと一緒に受検する雰囲気を経験すること」など、本番のために慣れておきたい点はたくさんあります。
2つ目はこれまでの成果を出すことです。た、4月からZ会で基礎学力の向上と公適対策、また10月からブンブンどりむで作文対策に取り組んでいます。今まで取り組んできた成果を、できる限り出すというのも目標です。
3つ目は、全ての問題に手をつけることです。これは私が事前に娘にアドバイスした点ではあります。適性検査は時間との勝負ともいわれています。すぐに解けない問題は後回しでも良いから、解ける問題からやる方針を確認しました。
そして最後の4つ目は、課題を見つけることです。実際に適性検査型の模試をを受けてみることで、今の自分に何が足りないのか、今後の学習をどうするべきかを考えることも目標に掲げました。
受検後の娘の感想と今後の課題
受検を終えた直後の娘と私のやりとり

どうやった?

疲れた。でも、楽しかったぁ~!
ひとこと目が「楽しかった」と笑顔で言ってきたのは驚きました。でも、まぁ娘らしいなとも思いましたが。娘はチャレンジ精神や競争心が強いので、試験や選抜など「人と競うことに燃えるタイプ」なんです。
今回の反省点や感じたことは以下の通りです。
- 時間配分の失敗で、作文が最後まで書けなかった
- 算数の最後の問題も解答できなかった
- 学校で最近習った内容がたくさん出た
- Z会の小学生コースの方が、模試よりも難易度が高い
- Z会の公適講座よりも小学生コースの学習が役立った
- 今後はZ会の公適を解くときに、時間を意識する必要を感じた
一番強く感じたことは、やはり時間配分の点でした。最後までやりきれなかった問題や、作文を最後まで書ききれなかった点をかなり悔しがっていました。
算数の問題もあとで時間をかければ解けましたし、やはり適性検査はスピード勝負だという点を認識したようです。
ただ、学校で習ったこともたくさん出てきたようで、難しい知識はなくても考えれば解ける問題がほとんどだったようです。
なお、Z会でこれまで学習してきた成果も感じたようですね。
印象的だったのが公適講座よりも小学生コースで学んだ内容の方が今回は役立ったと述べていました。算数はZ会の発展問題の方が難しいし、社会の穴埋め問題と同じような形式があったので出来は良かったらしいです。
娘が都立中受験として選んだZ会のコースは、今のところ間違ってないのではと私も感じました。
娘は今回の反省を生かして、今後はZ会の公適を解くときに時間を強く意識しようと考えを改めたようです。

これまでは公適講座で設けられていた制限時間を超えることも多かったようです。
でも、今後は時間もクリアしたうえで解く必要があると自分で気づいたようでした。
保護者セミナーでの学び

公中検模試では、受検時間中を利用して保護者セミナーが開催されます(会場によっては開かれないケースもアリ)。基本的には予約不要で受検生の保護者は参加することができるようです。
セミナーの内容は時期ごとに変わりますが、令和7年度は入試速報や各教科の対策、過去問の活用法や時期ごとの過ごし方などがテーマだったようです。
今回娘が参加した12月期の模試は、受検生にとっては最後の模試でした。ですからテーマは「直前期の過ごし方」と「受検を終えたあと」という内容でした。
メインターゲットは6年生でしょうから、小学5年生の12月時点では直接的に関係する内容ではありません。しかし、1年後は同じような悩みを抱える可能性もあるので、配布された資料を参考に気になる点はメモを取りながら参加しました。
- 適性検査は100点を目指すテストではない→本番の合格点は6割前後
- 言葉のかけ方によって子供のモチベーションが変わる
- 本番は学力だけではなく、心身のコンディションが合否に影響
- 受検を通じて得られる子供の成長を感じた保護者が多い
個人的には、受検を終えた保護者の方のアンケート回答が印象的でした。多くの方が受検の結果に関わらず、お子さんの成長を感じることができたそうです。
子どもが受検をすること成長できるという点は、私が娘に受検してほしかった理由の一つです。受験が子供にとってプラスになったという保護者の生の声は、非常に勇気づけられました。

保護者セミナーは役立つ情報が満載なので積極的に参加しましょう!
まとめ
今回は娘の都立中対策となる模試の初挑戦についてまとめてみました。
複数ある適性検査型の模試の中で、娘が受検したのは公中検模試と呼ばれる全国最大規模の公立中高一貫校対策模試です。
結果は気にせず、まずは受検を体験することや今までの学習成果を出すことなどを目標に掲げて臨んだ初挑戦です。
大きな課題はやはり時間配分でした。一方でこれまで取り組んできたZ会の学習成果も感じることができたのは収穫です。
また、受検中に私が参加した保護者セミナーも有意義な時間となりました。
まだまだ受検に関して知らないことがあるなと認識しました。ただ、受検をすでに終えた保護者の方が、受検の意義は結果だけではないという点を述べられており、今後もしっかり娘をサポートしたいと感じることができました。
適性検査に関係する模試はかなり沢山あります。どの模試をどのタイミングで受けるかは頭を悩ませるところでしょう。
都立中や公立中高一貫校対策の模試については過去記事にもまとめていますので、読者の方はぜひこちらもご覧くださいね。
それでは、今回の結果が出れば受検日記でご報告しますね。ただ、結果はさておきといいながらそれでも気になるのが成績発表ですが(笑)。
しかし、本番は再来年の2月3日!模試で泣いても本番で笑えばそれでオッケーの気持ちで、今後も前向きに娘と受検に挑戦していきます。
それでは本日はこの辺で!




