こんにちは、よっさんです。
受検日記の2回目にして、前回の更新から2週間近く空いてしまいました。。
もうちょいコツコツ書きたいんですけどね。。
まぁゆる~くやっていきます。
さて、第1回の受検日記は都立中高一貫校受検を考え始めたきっかけをお話ししました。
今回は娘に受検を挑戦させる前に、まずは大枠で「中学受験」とは何なのかを私自身が知る必要があると考えました。
さっそく動画や書籍などで中学受験についてあれこれと調べる日々。。。
その中で親が知っておくべき中学受験の実情を分かりやすく解説されている書籍を見つけました。
それは「中学受験のはじめ方」という本で、Youtubeでも受験に関する情報を数多く発信されている受験指導専門家の「にしむら先生」が執筆されています。
この本を元に中学受験を始めるにあたって、親が知っておくべき内容のいくつかの内容をシェアしたいと思います。
受検日記といいながら、主観的な日記ばかりなのも何なので、私と同じように「今の中学受験が分からん!」っていう人には是非参考にしてもらえればと思います。
中学受験の始め方ってどんな本?
にしむら先生って誰?
まずはにしむら先生って何者でしょうか?
私も中学受験について調べ始めるまで、どんな方かは全く知りませんでした。
プロフィール欄をまとめるとこんな方です。
実際に現場に立たれていた数多くの経験を元に、現在は受験指導を個人で行われているということですね。
動画もいくつか見てみましたが、とても分かりやすい話し方をされています。

受験に関する情報を網羅的に押さえることができるチャンネルという印象です!
この本に書かれている内容は?
この書籍の目次から各章はこのような構成になっています。
どれも非常に興味深い内容で、現代の中学受験に対する知識がほぼ無い私にとっては非常に参考になりました。
さすがに全部は紹介できないので、特に私の印象に残った以下の3つに絞ってまとめてみます。
では、もう少し掘り下げてみましょう。
知っておくべき5つの事実とは?
さぁまずは「知っておくべき5つの事実」とは何でしょうか?
にしむら先生は以下のように述べています。
この中で最も印象に残っているのが1つ目の経済面の負担についてです。
にしむら先生は「あなたが想定している1.5倍はかかると思ってください」と述べられています。
ざっくり言うと、塾代は学年×1万円とのこと。
つまり3年生なら3万円、6年生なら6万円といった感じです。
そして、塾代には夏期講習などのオプションなどが加算されたり、模試の費用、入試の受験料、入学金など他にもいろいろとかかってきます。
中学受験をするということは家計に大きな圧迫を与えるということは最初に理解しておくべき点です。
上述した2~5に関しても、中学受験を挑戦する前と後では大きく認識が変わるということもまず押さえなくてはいけないと指摘されています。
こんなに違う中学受験の昔と今
中学受験は私たち親世代が子供の頃と比べて大きな変化をとげています。
それらは以下のような点です。
この中で最も私が大きな変化だなと感じたのが5の入試制度・問題の変化です。
現代の入試制度は30年前と比べて多様化しています。
30年前 | 現代 |
国語・算数・理科・社会の4科目受験 または 国語・算数の2科目受験 | 適性検査型入試 英語選択入試 プログラミング入試 思考力入試 自己アピール入試 探求型入試 協働プレゼン入試 マインクラフト入試(聖徳学園) |
これをみるだけでも大きな変化を感じます。
また入試問題の変化としては以下のような傾向があるようです。
以上のような変化から、30年前に受験対策の主流であった「暗記と反復」では対応できない問題が多くなっているんですね。

「深く考え、広く発想する」ということが大切だと、にしむら先生は指摘しています!
公立中高一貫校のメリットと注意点
さて、上述した受験に関する情報は私立校受験に関する内容と言えます。
というのも公立中高一貫校受検というのは、私立受験とは全く別であるという認識が必要なのです。
「中学受験のはじめ方」には公立中高一貫校受検に関する内容も記載されていましたので、こちらもざっくりと紹介していきます。
公立中高一貫校のメリット
公立中高一貫校のメリットはたくさんありますが、にしむら先生は以下の3つを挙げていました。
- 授業料が前期課程(中学校)無料
- 入学時から校風への適性が高い
- 対策期間の短さ
1つ目は経済面ですね。
前期課程(中学校)は授業料が無料、そして後期課程(高校)も一般の公立高校と同程度となっています。
私立と比べては歴然ですね!
2つ目は校風への適性です。
公立中高一貫校の「適性検査」はまさにその学校に「適しているか」を検査するものの様です。
入学後になんか違ったなと感じることが少ないということですね。
そして3つ目は対策期間の短さです。
近年、私立受験の対策は小学3年生から始める傾向にある一方で、公立中高一貫校は小学6年生からの勉強でも合格が可能なケースがあるようです。
逆に早くから対策をしたからと言って、合格率が上がるわけではないという点にも注目しなくてはいけません。
お子さんによって適性検査に対する向き不向きが大きく分かれると指摘されています。
適性検査に向いていない子とは?
にしむら先生が適性検査に向いていないと感じるのは以下のようなお子さんです。
適性検査は小学校の教科書の範囲外からの内容は出されないことになっています。

じゃあ私立よりは簡単なのでは?
とならないのが、公立中高一貫校受検です。
問われるのは受験者の思考力や論理的な表現力です。
ですので、上記2つのような論理的思考力や客観的な文章力がないと適性検査に苦労するということです。
また自分自身の経験を元に考えをまとめなさいという様な問題も出てきます。
お子さんが適性検査に向いているのかどうかは受験前にある程度抑えておいた方が良さそうです。
まとめ
今回は書籍「中学受験のはじめ方」から特に気になった点についてまとめました。
ピックアップしたのは「知っておくべき中学受験の事実」や「昔と今の中学受験の違い」、「公立中高一貫校受検」の3つでした。
これ以外にもマインド面からテクニック面まで、中学受験に関する幅広い内容が学べるオススメ書籍です。
これから中学受験を検討されている親御さんは是非チェックしてみて下さいね。
今回私が学んだことは中学受験に関する状況は30年前とは大きく変わったということ。
まずは子どもをサポートする親がしっかりと情報を手に入れることが大切だと感じます。
今回ご紹介した書籍以外にも、多角的に中学受験というものを知ると良いでしょう。

私も情報収集をしっかりと続けていこうと思います!
さぁ2回目の受検日記はこんな感じになりました。
次回はうちの娘が公立中高一貫校受検に向いているかを考えてみたいと思います。
それではまた!