こんにちは、よっさんです。
前回の受検日記14では、「Z会はいつ勉強するの?朝でしょ!」ってな話をしました。
あくまで我が家のケースなので、お子さんの性格やご家庭の状況によるとは思いますが。
さて、今回はZ会であえて英語講座を受講していない理由についてお話しておきます。
まず、Z会では、小学生コース(小学生タブレットコース)で受講できる科目の中に英語が含まれています。さらに、英語の先取り学習ができるAsteria(アステリア)という英語講座もあります。
なお、小学生コースでは国、算、社、理、英の中で、1科目のみや自分の必要な科目だけを選択することができます(小学生タブレットコースは5教科セットのみ)。

娘は小学生コースを受講していますが、英語を除いた4科目を選びました。また、Asteriaも受講していません。
その理由は以下の通りです。
英語学習の習慣がなくてZ会で英語も学びたいという方や、小学生の間から英検の上位級まで目指したいという方であれば、それぞれの英語講座を受講することを検討するのはアリでしょう。
ただ、我が家のケースでは上記の理由から英語を受講していません。
今回の記事では、Z会で小学生が受講できる英語講座の概要についてまとめました。その後に、娘が英語を受講していない理由をもう少し掘り下げてお話していきます。
Z会で公立中高一貫校対策を考えている方で、英語をどうするかとお悩みの方はぜひ参考にしてみて下さい。
それでは参りましょう。
Z会で学べる英語講座
Z会の小学生コースに入っている英語講座と、別途提供されているオンライン英語講座Asteriaの主要点をまとめます。
Z会小学生コースの英語(本科科目として)
Z会小学生コースの本科科目として英語が提供されます。主要教科と合わせて、バランス良く英語を学習できます。
学べる内容・特徴
- 4技能(聞く・話す・読む・書く)の基礎固め: 小学校の学習指導要領に沿い、「聞く」「話す」を中心に「読む」「書く」の基礎も段階的に習得。3・4年生は英語に「慣れる」ことに重点を置き、5・6年生はより多様な表現でコミュニケーション力を育みます。
- Webアプリ「エブリスピークワールド」とテキストの連動: アプリで「聞く」「話す」練習(AI発音判定機能あり)、テキストで「読む」「書く」学習を深め、4技能をバランス良く習得。
- 無理のないカリキュラム: 1回15~30分程度の学習時間で継続しやすい設計。
- 丁寧な添削指導: 毎月の添削課題でライティング力向上と学習意欲を維持。
- 英検5級程度の英語力が自然と身につく: カリキュラムを通して英検5級レベルの英語力が期待できます。Z会特別価格で英検受験が可能です。
- オンライン英会話(5・6年生のみ): 追加料金なしで外国人講師との実践的な会話練習の機会が得られる場合があります。
Z会Asteria 小学生向け英語講座
Asteriaは、オンライン完結型の本格的な英語4技能講座で、小学生コース英語とは別の独立した講座です。学年や既存の学習進度にとらわれず、英語の「先取り学習」を進めたいお子さんに最適です。対象は小学3~6年生となります。
学べる内容・特徴
- 文法・語彙・英語4技能を網羅したスキのない学習カリキュラム: 小学生の段階から、文法、語彙、そして「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を体系的かつ総合的に学習し、実社会で役立つ英語力の素地を築きます。
- 個別最適化された学習: AIが学習者の習熟度に合わせて最適なコンテンツを提示し、効率的に学習を進めます。
- 実践的なアウトプットの重視: オンライン演習や外国人講師とのレッスンで、英語での表現力・コミュニケーション力を養います。
- 英検対策機能: 英検対策コンテンツが充実しており、英検5級から準1級まで対応。お子さんの学習状況に応じた対策が可能です。
- 完全オンライン学習: タブレットやPCで時間・場所を選ばずに学習可能。
- オンラインスピーキング・AIスピーキング: 外国人講師とのレッスン(オプション)やAIを活用した練習で会話力を強化。
単独受講とセット受講について
Z会小学生コースの英語講座、およびZ会Asteria小学生向け英語講座は、いずれも単独で受講することが可能です。特にZ会小学生コースの英語は、他の主要科目(国語・算数・理科・社会)と合わせて受講することで、セット割引が適用され、よりお得に学習できるメリットがあります。
料金(12ヵ月一括払いの場合)
Z会小学生コース「英語」(本科科目として)
- 小学3年生:月あたり2,023円(税込)
- 小学4年生:月あたり2,176円(税込)
- 小学5・6年生:月あたり2,516円(税込)
※他の教科とのセット受講では、上記単独受講よりもお得になります。詳細はZ会公式サイトにてご確認ください。
Z会Asteria 小学生向け英語講座
- 月あたり3,900円(税込)
娘がZ会の英語講座を受講しない理由
娘がZ会の英語講座を受講しない理由は以下の通りです
- 小学生コースの英語講座は、内容がある程度理解できている
- 英検を受験予定だが、市販教材で十分&親が教えられる
- Z会は都立中高一貫校受検対策に集中したかった
- 受講費用を抑えたかった
①小学生コースの英語講座は、内容がある程度理解できている
まず1つ目の理由が、Z会の小学生コースで学べる英語のカリキュラムは、娘がある程度理解できていると考えたからです。
5年生、および6年生のカリキュラムは以下の通りです。


小学生コースの英語講座に関しては、英語の4技能をバランスよく伸ばす事が目標とされています。
ただ、基本的に学校で習う小学生英語の範囲に限られていますし、英語のレベルとしては英検5級程度であるとされています。

娘は幼稚園の頃から小学3年生まで英会話を習っていましたし、小学4年生の頃はNHKラジオ英語講座「中学生の基礎英語1」を1年間学習し、英検5級も取得済みです。
Z会の英語講座を受ける事で復習になる部分もあるとは思いましたし、別のアプローチによって英語力があがることはもちろん考えられます。
しかし、あえて受講するほどでもないかなと判断しました。
②英検を受験予定だが、市販教材で十分&親が教えられる
娘は受検勉強と並行して英検も受検する予定です。私としては小学生の間に3級を合格出来ればベストだと思っていますが、まずは4級の範囲をしっかり理解しようと話しました
理解しようというのは、まぐれの合格を目指すのではなく、4級の範囲をしっかりと理解することを第一の目標としています。
英検対策としては、Asteriaを受講するという考えもあります。しかし、あえてその選択をしなかったのは、4級レベルなら市販のテキストを購入して対策するだけでも大丈夫だろうと考えたからです。
また、分からない点に関しては、4級レベルなら私でも教えられます。

そんなに威張る事では無いですが、大人になってから英語学習を続けているもので、英検2級は取得済みです。
そんな訳で英検に関しては、二人三脚で頑張ればええだろうということになり、Asteriaを受講することも選びませんでした。
③Z会は都立中高一貫校受検対策に集中したかった
次の理由としては、Z会では都立中高一貫校受検対策に集中させたいと思ったからです。
Z会を選んだ理由としては、公立中高一貫校受検対策の講座があることと、受検で出題される基礎科目の学力を向上できると考えたからです。
都立中高一貫校の受検では、英語は出題範囲となっていません。
ですから、Z会で学ぶ講座に関しては、受検に関する科目を集中して学べば良いだろうと考えました。
④受講費用を抑えたかった
最後の理由としては、単純に費用を抑えたかったというのがあります。
娘は小学生コースの4教科セット(国、算、社、理)で受講しています。料金は小学5年生、6年生ともに8,364円/月となります(12か月一括払い)。
これに英語を加えて5教科セットとした場合の料金は、9,980/月となります(12か月一括払い)。

差額にすると、1か月あたり1,616円となり、1年間だと19,392円となります。6年生の11か月分を加えると37,168円となります。
結構大きな額ですよね。6年生で受講予定の公立中高一貫校受検作文講座は9か月間で30,600円(12か月一括払い)となりますので、その分の元が取れます。
英検対策の市販教材費だけなら、4級と3級を受けるにしても3,000~4,000円ほどあれば十分でしょうからね。
しっかり抑えるべきところは抑えないとですね。
英検を受検する理由
ちなみに娘が英検を受検する理由としては、基礎英語の習熟度を把握するにはちょうど良いと考えたからです。

英検が合格出来ても、英語が話せるようになる訳じゃないでしょ?

小学生の間は英語に使うことに慣れたり楽しむことを重視すべきなんじゃない?
そんな考えの方もいるかと思います。
ただ、娘は英会話力をすぐに身につけなきゃいけない状況(海外に住む予定など)じゃないですし、英語自体は結構好きだと思います。
それよりも中学に入ってからの「日本の英語教育」に遅れを取らないことの方が、現時点では重要だと思います。

正直、「小さい頃からじゃないと発音などは身につかない!」「英会話力は早期英語教育が必要」なんて強迫観念にも似た風潮に流され、英会話スクールに通わせてました。
これは大いに反省です。。。
でも、大人になってから英語の学習を再開した私が思うのは、英語を伝える上で発音はネイティブのような流暢さが全く必要ないということです。アクセントとかリズムなど最低限の発音ルールは知らないと伝わりにくいのは確かですが。
それに英会話力は大人になってからでも十分身につけられます。それならまず、学校英語に対応できる「英語の土台」を作った方が良いのではないでしょうか。
その土台ができたかどうかの判断としては、英検合格が良い目安となると考えたわけです。
ただし、英検は4択問題ですから、英語を十分理解していなくても合格になることがあります。その点を注意しながら英語の基礎を身につけるような学習ができれば、中学に入った時にきっと役に立つでしょう。

しっかりと英語の基礎力がつくように、ちょびっとかじった父が教えられればなと思っています。
まとめ
今回はなぜ娘にZ会の英語講座(小学生コースの英語またはAsteria)を受講させなかったのかについてお話ししました。
英語は中学以降で非常に重要になる科目です。これは都立中高一貫校に合格しようが、地元の公立中に進もうが変わらないでしょう。
Z会の英語講座は、公式サイトの説明などを見る限り非常に魅力的な部分が多いです。4技能をバランスよく学べるので、英語学習の習慣がないお子さんは、ぜひ受講を検討してみて下さい。
ただ、我が家のケースでは、
- すでにある程度英語を学習してきた
- 英検を受験予定だが市販テキストで十分
- Z会は都立受検に必要な科目だけに集中させたい
- 費用を抑えたい
これらの理由で、小学生コースの英語講座およびAsteriaともに受講の必要がないと考えました。
ただ、英語学習自体は今後も継続する予定です。その上で、英語力の土台が判定できる英検は、娘にとって学習のモチベーションにもなっています。
4級はもちろん、余裕があれば3級までいければ最高ですね。頑張ろうな、娘よ!
それでは本日はこの辺で。