こんにちは、よっさんです。
久々の受検日記更新となりました。
受検日記10では、ついに娘が受検に挑戦することを決めたお話をしました。ひとまずスタートしてみようというスタンスではありますけどね。
さて、次に考えるべきことは具体的な受検対策です。
受検対策と聞いて、私が真っ先に考えたのが「通塾するorしない」についてです。

えっ?塾に行かずに中学受験はムリでしょう!?
そんな考えの方もいっらしゃるとは思います。
しかし、思考を停止して「絶対塾に行かないと合格できない」となるのは良くないと思っています。
- 通塾のメリット・デメリットとは?
- 費用面ではどのくらいかかるのか?
- 自分の子どもには適しているのか?
- 代替方法はないのか?
その辺りをしっかり考えた上で、必要であれば塾に通わせるべきだと思います。
色々考えた上で、受検対策として我が家の選んだのは
というものでした。
今回は通塾、通信教育それぞれのメリットデメリット、そして費用の目安をまとめてみました。
その上でどうして我が家がZ会を選択したのかという理由についてもお話していきます。
それでは参りましょう。
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通信教育のメリット・デメリット
メリット
まずは通信教育のメリットで一般的なものを洗い出してみました。
- 自分のペースで学習可能: 自分の得意・不得意に合わせて、好きな時間に好きな場所で学習を進めらる。これにより、他の習い事や部活動とのスケジュール調整が格段に楽になる。
- 費用が比較的安価: 通塾に比べて、教材費や受講料が一般的に安価。交通費もかからないため、経済的な負担を抑えられる。
- 通塾不要で負担が少ない: 自宅で学習できるため、通塾にかかる時間や労力が不要。子どもの体力的な負担が少なく、時間を有効活用できる。
- 繰り返し学習しやすい: 分からない部分や苦手な単元は、納得がいくまで何度でも繰り返し学習できる。自分の理解度に合わせた学習が可能。
- 自立学習能力の向上: 自分で計画を立て、教材に取り組むことで、学習計画性や自己管理能力、問題解決能力といった自立学習能力が養われる。

マイペースに学習できるのが通信教育のメリット。習い事を継続したいのなら有効な受検対策ですね!また、自主学習の習慣がつくことは、後々にとっても大きく役立つ点も良いですね!
デメリット
次に通信教育のデメリットです。
- 学習のモチベーション維持が難しい: 塾のような強制力がなく、一人で学習を進めるため、モチベーションの維持が難しく、途中で挫折してしまう可能性がある。
- 質問や疑問の即時解決が困難: 分からない点があった場合に、すぐに質問して解決することが難しい。また、返答に時間がかかることもある。
- 学習進捗の管理が自己責任: 学習計画の立案から進捗管理まですべて自己責任となるため、保護者のサポートや声かけが不可欠。
- 情報量の不足: 最新の入試情報や学校別の対策情報が、塾ほど豊富に得られない場合がある。
- ライバルの不在と競争意識の欠如: 塾のように同じ目標を持つ仲間がいないため、競争意識が芽生えにくく、自身の立ち位置を客観的に把握しにくい。
- 演習量の不足:通塾では宿題などの課題や実践練習が豊富にある。それと比較すると量の部分では不足する可能性がある

自己管理能力が問われるだけに、モチベーションをどう維持するかがカギ。また親のサポートも重要になってきそうです。目に見える形で競争相手がいないのもマイナス面にはなりそうですね。
通塾のメリット・デメリット
メリット
次は通塾のメリットを挙げてみました。
- 専門的な指導と情報提供: 都立中高一貫校の入試傾向を熟知したプロの講師から、的確な指導と最新の入試情報(作文、適性検査対策、面接対策など)が得られる。
- 集中できる学習環境: 自宅では集中しにくい場合でも、塾という環境は学習に集中しやすいように設計されており、規則正しい学習習慣を身につけるのに役立つ。
- 量・質ともに効率的なカリキュラム: 入試までの期間を逆算した体系的なカリキュラムが組まれており、漏れなく効率的に学習を進めることができる。豊富な演習問題や過去問にも取り組める。
- ライバルとの切磋琢磨: 同じ目標を持つ仲間と机を並べることで、良い刺激を受け、モチベーションの維持につながる。質問しやすい環境があることも多い。
- 親の負担軽減: 学習計画の立案や進捗管理の負担が軽減され、受験に関する不安や悩みを塾の先生に相談できるなど、精神的なサポートも期待できる。

都立中受検対策の専門塾であれば、ノウハウはしっかりしているでしょう。量・質ともに充実したカリキュラムで、体系的に学べるのも良い点です。集団塾であれば、周りの影響を受けて取り組むことも期待できそうです。
デメリット
最後に通塾のデメリットです。
- 高額な費用負担: 授業料、教材費、季節講習費、模擬試験費など、年間で数十万円かかることも珍しくなく、家計に大きな負担となる可能性がある。
- 時間的・体力的な負担: 塾の授業時間や宿題に加え、通塾時間も発生するため、子どもの自由時間が減少し、疲労が蓄積しやすい。
- 画一的な指導の限界: 集団塾の場合、生徒一人ひとりの理解度や進捗に合わせたきめ細やかな個別指導が難しい。
- 自立学習の機会の減少: 塾に頼りすぎることで、自分で課題を見つけ、解決する力が育ちにくくなる可能性がある。
- 過度なプレッシャー: 周りの生徒との比較や成績競争により、お子さんが過度なプレッシャーを感じ、学習への意欲が低下してしまうおそれ。
- 費用対効果の低さ:都立中高一貫校対策の難しさが、量をこなせば合格出来るわけではないという点。長い期間の通塾が、私立中受験よりも合格に直結しづらいという意見もある。

塾のデメリットはやはり経済的な負担ですね。通常の月額費用以外に特別講習などの追加費用がどの程度かかるのかは不透明ですよね。また、どうしても受身の授業となるので、個人的には自ら学ぶ力が養われにくいのではと懸念しています。
通信教育と通塾で費用を比較してみた
通信教育と通塾とメリット・デメリットはある程度理解できました。
そして次に考えるべきはやはり費用面ですね!

特に気になるのは通塾にかかる費用。いったいどのくらいかかるのかも検討がつかない。。
参考値として、小学5年生から受検直前までの約2年間を「通信教育のみ」または「通塾のみ」で対策をした場合の費用を算出してみました。
それぞれ都立中受検に対して実績がある、Z会とenaで計算しています。
おおよその基本的な費用は以下の通りです。
通信教育(Z会)の費用・・・約27.5万円
通塾(ena)の費用・・・約142.9万円
計算のざっくりとした条件は以下の通りです。
【Z会】
- 内容・・・小学生コース4教科(国、算、社、理)+ 5年生および6年生の公立中高一貫校適性検査講座 + 6年生の公立中高一貫校作文講座を受講
- 利用期間・・・小学5年生の4月~小学6年生の12月(公立中高一貫校受検対策講座が終わる月)まで
【ena】
- 内容・・・小学5年生および小学6年生の都立コースを受講
- 通塾期間・・・小学5年生度の開始月(小学4年生の2月)~小学6年生の1月
※対象期間に差(Z会:::21か月間、ena・・・24か月間)がありますが、公立中高一貫校受検対策が提供される期間で算出したためとなります。
なお、通信教育および通塾ともに模擬試験費用や短期講習などの追加費用は計算には含んでいません。
つまり最低ラインがZ会なら約28万円、enaなら約143万円ほどになるんです!
もちろん他の通信教育や塾を選択すれば金額に差は出てくると思いますが、一つの目安としては参考になるかと思います。
やはり2年間通塾させるとなると、経済的な負担は大きいと感じます。

通塾すると通信教育より約5倍は費用がかかるんですね!
なお、上記の費用を算出した詳細はこちらの記事になります。ご興味のあるかはこちらもぜひお読みください。
我が家は通信教育(Z会)でスタート

通信教育、通塾のそれぞれのメリット・デメリット、また費用面を踏まえた上で我が家が出した結論はというと
まずはZ会の通信教育で受検対策をはじめてみる
というものでした。
この決断をした理由は以下の通りです。
- 2年間の通塾にかかる経済的負担の大きさと費用対効果
- Z会の実績や良質な教材に魅力
- 習い事を継続したい
- 自主学習の習慣がついている
- 塾の活用は状況に応じて検討すれば良い
少し掘り下げて理由をお話しします。
通塾の費用対効果
やはり一番のネックは費用面です。
もちろん通塾には魅力も感じました。
特に都立中合格者の約50~70%がenaを利用している(※)というのを聞きました。
(※10時間以上の指導を受けた生徒数がカウントされている)
しかし、経済的負担が大きすぎます。。。最低でも140万円以上という金額はポンッとは出せません。
そして短期講習などの費用を踏まえると200万円前後は必要になるかと思います。
ただ、都立および公立中高一貫校は受検対策の難しさが指摘されています。
つまり適性検査に対しては、これをやればOKという部分が明確ではなく、塾でも対策を立てづらいという話を聞きました。
それであれば、小学5年生の初めから多額の費用をかける必要があるのかなとなったわけです。

2年間の通塾が絶対必要とは言い切れないかもしれないですね!
Z会の都立中受検に対する実績と娘の習い事
次に、通信教育で最も最初に頭に浮かんだのがZ会でした。
調べてみると都立や公立中高一貫校の受検対策講座があり、合格実績も素晴らしいものがあります。
良問が多く、解説も分かりやすいという口コミも耳にしたので、通信教育であればZ会が良いのではという事になりました。

信頼と実績のZ会ですね!
そして、娘には小学生の間は継続したい習い事があります。
受検を決めた段階では、「何が何でも都立中に合格するんだ!」という気持ちにはなっていません。
今後、本人が本当に志望校に受かりたいとなれば、いずれ習いごとを制限するかもしれません。
もちろん本人の意思を尊重します。
ただ、5年生の段階で通塾によって我慢させるのは親としてはさせたくありませんでした。
自主学習の習慣がすでにある
通信教育の方が良いと思わせた理由として、すでに娘は自主学習の習慣があったことも大きいです。
通信教育のデメリットにも上げましたが、自己管理能力が非常に問われます。
ちなみに娘は幼稚園から4年生まで、通信教育のスマイルゼミをやっていました。
また、4年生になってからは、学校に行く前にNHKのラジオ英語講座の一つである「中学生の基礎英語1」を1年間視聴していました。
親が言わなくても自分でやると決めた事は継続できるタイプだったので、通信教育でも自分のペースでやれるだろうという思いがありました。
上記の複数の理由から、まずは通信教育のZ会でまずはスタートしようということになったのです。
通塾または短期での塾利用は要検討
ただ、最初はZ会でスタートすることを決めましたが、最後まで塾を使わないと決めた訳でもありません。
やはり必要に応じて活用することはありだと思います。
現時点では以下の様に考えています。
- 途中から通塾に切り替えるプラン
- 夏期講習などの特別講習のみを利用
- 塾が主催している模試の受験
ただ、改めて言いますが「中学受験=通塾」という単純なものではないはずです。
我が家にとって塾が本当に必要だと感じれば、その時は利用させて頂きます。
それは塾におんぶにだっこではなく、自発的に活用するということでもあります。
ただ塾に行けば何とかなるだろうという受身の姿勢では、本当の意味でプラスにはならないでしょう。

娘の状況や心理面を考慮しつつ、適切なタイミングで必要なカリキュラムを選択したいと思います。
まとめ
今回は我が家が受検対策をZ会でスタートすることに関してまとめてみました。
主な理由としては「我が家の経済的状況」「Z会の受検対策講座の充実」「習い事の継続」「すでに身についている自主学習習慣」です。
一方で通塾に関しては、最後まで利用しないと決めたわけではなく、状況に応じて検討する予定です。
Z会だけで順調に対策が進むのか?
それとも思うようにいかず、早々と通塾を開始するのか?
通信教育と塾とを上手く併用するのか?
今の段階ではまだまだ分かりません。
娘の様子も良く観察しながら、必要な環境を提供できるようにしていこうと思います。
また、Z会の教材を実際に使った感想などは、随時受験日記でご紹介していきます。
Z会に興味あるけどリアルな声を聞きたいという方に、役立てて頂ければと思います。
それでは今日はこの辺で!
まずは無料の資料請求!!