- 都立中高一貫校の受検対策はenaに通塾するべきだと思っている
- ena以外の都立中受検に強い塾を知らない
- 都立中対策塾の選び方が分からない
- 通信教育で合格を目指しているけど不安もある
かつてピーク時には10倍近くになることもあった都立中高一貫校の受検倍率は、近年落ち着きを見せ、多くの学校で4倍前後となっています。しかし、依然として狭き門であることに変わりはなく、高い人気を維持しています。
本ブログは「通塾なしで都立中高一貫校を目指せるのか?」をコンセプトとしていますが、頭ごなしで「通塾は絶対しない!」と決めつける必要もないと考えています。まずは、通塾のメリット・デメリットをしっかりと理解することが大切でしょう。
本記事では最初に、都立中受検における塾の必要性と都立中対策塾の最大手であるenaについて解説しました。次に、他の都立中受検対策塾の紹介と基本的な選び方をまとめています。
その上で「都立中対策はenaの通塾一択なのか?」という問いに関しては、他塾の検討と共に通塾のデメリットを解消する代替策も提案していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
先に結論から述べると
- enaの都立中合格者数は圧倒的だが、必ずしも通塾が最適解とは言えない
- 他にも都立中対策に特化している塾はあるので、無料相談や体験授業で我が子にあった塾選びを
- 通信教育を中心としたいなら、塾の短期講習などの併用プランもあり
以上となります。
これはあくまで私自身が導き出した意見です。enaに通塾している訳でもないですし、まだ娘が都立中受検で合格した訳でもありません。しかし、客観的事実を元にenaの通塾以外にも選択肢はあるはずと考えました。
ですから、enaを批判したいわけではありません。enaに通塾したおかげで見事合格されたという方もたくさんいらっしゃるでしょう。

合格者数だけを見てenaしかない!と思うのは待った方が良いと考えています。
最終的には、お子さんを含めた家族間で受検対策を決めなければいけません。その際に一つの考え方として私の意見を参考にして頂ければ幸いです。
それでは、ここからさらに詳しく解説していくので、どうぞ続きもご覧ください。
都立中受検で塾での指導が求められる理由
都立中高一貫校の選抜方法は、私立中受験とは大きく異なり、独特の「適性検査」が課されます。この特殊な試験形式に対応するためには、専門的な指導が欠かせません。
都立中受検対策において、大多数の家庭がまず選択するのが「通塾」です。それには、やはり通塾でしか得られない専門的な指導、情報提供、学習環境があるからです。
適性検査に特化した対策が必要
都立中高一貫校受検の適性検査は、知識量を問う問題よりも、「資料の読解力」「思考力」「表現力」を重視します。具体的には、複数のグラフや文章から情報を読み取り、それらを関連付けて論理的に考察し、答えを導き出す能力、そして記述力などが問われます。
そしてこれは、私立中の学力試験のように1教科ごとの試験ではありません。複数教科にまたがった横断的な知識や思考力を組み合わせて解く必要があります。

知識さえあれば解ける一問一答形式ではなく、論理的な思考力が問われるんです!
この形式の問題は、限られた時間内に、複数の情報を統合して、高精度の解答を導き出す訓練が必要です。学校の授業や通常の私立中受験対策では、このような形式の問題に慣れることは難しいでしょう。
都立中対策を専門とする塾では、この適性検査のパターンを徹底的に分析し、効率的な対策やノウハウ、特に時間配分や解答手順を確立して提供しています。
作文添削はプロに任せた方が良い
適性検査の中でも、特に合否を左右すると言われるのが「作文」や「記述問題」です。自分の考えを筋道立てて、指定された字数内に論理的に記述する力は、一朝一律には身につきません。
作文添削には、都立中の採点基準を熟知し、再現性の高い評価軸で指導できるプロの目が必要です。
プロによる具体的かつ客観的なフィードバックを受けることで、「何が不足しているのか」「どう改善すれば得点に繋がるのか」という決定的な差を理解でき、短期間で質の高い文章を書く能力が向上します。

残念ながら、私に作文添削を完璧にこなす自信はありません。やはりプロの添削は必要かもしれません。
都立中対策塾enaの基本情報
都立中高一貫校対策において、enaが最大手の塾であることは疑いようがありません。
enaは都立中対策の最大手塾
enaは、早くから都立中高一貫校の対策に特化し、独自の教材やカリキュラムを開発してきました。長年の実績とノウハウの蓄積により、都立中の受検指導における最大手としての地位を確立しています。
その強みは、都立中に特化したコース設定と、最新の出題傾向を反映した指導体制にあります。
enaとena個別の違い
enaは主に集団指導を提供していますが、ena個別という個別指導部門も展開しています。
- ena: 都立中受検のカリキュラムに沿って、クラス単位で授業を進める集団授業です。競争意識と緊張感のある環境で、効率よく全範囲を学習したい生徒に向いています。
- ena個別: 生徒一人ひとりの理解度や進度に合わせたマンツーマン指導です。集団授業についていけない場合の補習や、特定の苦手科目の克服、志望校別対策の強化など、きめ細やかなサポートを求める場合に有効です。個別指導のため、集団に比べて費用は高くなります。
2025年度の都立中合格者数
enaの合格者数(2025年度)は公式サイトで以下の様に発表されています。
| 学校名 | 合格者数/定員 |
| 小石川 | 96/160 |
| 武蔵 | 121/160 |
| 桜修館 | 89/160 |
| 両国 | 98/160 |
| 大泉 | 114/160 |
| 白鷗 | 113/200 |
| 三鷹 | 95/160 |
| 富士 | 115/160 |
| 南多摩 | 120/160 |
| 立国 | 110/160 |
| 九段 | 84/160 |
全11校の総定員数1,800名の内1155名がenaが公表している合格者数となっています。これはなんと占有率が驚異の64.2%となります!

つまり約3人に2人がenaに通っているってこと?これならもうenaの通塾一択でしょ!?
確かにそう思われる気持ちは分かります。しかし、この数字には注意が必要なんです。
合格実績だけでは判断できない理由
確かにenaの合格実績は魅力的ですが、この数字だけを見て判断するのは早いです。これにはいくつかの「ワナ」があります。個人的には以下の理由から鵜呑みにできないと考えています。
- 合格者数の集計基準
- 合格率が分からない
- 教室ごとの差
合格者数の集計基準
合格実績だけで判断できない理由の最も大きな理由が集計基準です。enaの合格者数は、公式サイト等で以下の様に明記されています。
この一文から判断するに「10時間以上」という基準は、本科生として通塾していなくても達成可能な時間です。つまり、短期講習(夏期・直前)や、前期・後期にわたる日曜特訓などの集中講座を受けるだけでも達成可能であると推測されます。
また、懐疑的な見方ではありますが、10時間以上の「指導実績」という部分です。ena主催のオープン模試を複数回受検し、解説授業や解説動画の視聴時間を指導時間に含めるとすれば、10時間という時間を超える可能性があります。
これらのことから判断すると、合格実績の全てがena通塾生による結果とは限らないと言えるでしょう。他塾に通う子や通信教育で学習している子が、直前の対策や実力確認のために一時的に利用した場合もカウントされているものと推測されるのです。
各塾で公表されている合格者数を合計すると、募集人数よりも大幅に多くなります。これは「各塾の合格者数カウント条件の違い」や「ダブルスクール」が大きな理由と考えられます。
合格率が分からない
2つ目ですが、enaの合格者数が多いのは、そもそも都立中志望の生徒が他塾と比べて圧倒的に多い可能性があるからです。
enaは東京都内に約200校舎あります(個別を含む)。都立中受検と言えばenaという認識も強いことから、都立中対策塾の第一候補とされるご家庭も多いでしょう。
このように校舎数の多さと世間についているイメージから、都立中志望者の生徒がかなり在籍していると考えれます。
母数が多いから必然的に合格者数も多いというロジックです。逆に合格率はそれほど高くないかもしれません。

enaの合格率はブラックボックス。実際はどの程度か気になる所ですね・・・
教室ごとの差
enaがHPで公表している合格実績は全校舎の合計値です。つまり、ご自宅から通える校舎の合格実績や指導の質が、必ずしも全体の数字と一致するとは限りません。
enaは長年培った都立中対策のマニュアルがあるのでしょう。しかし、校舎ごとで講師の差は少なからず生じることも考えられます。

自宅近くの校舎実績がどうかは事前に調べておいた方が良いでしょう。
都立中対策コースがある塾
四大塾は都立中対策がない
まず最初に四大塾には都立中高一貫校に特化したコーズがありません。

何、四大塾って?

首都圏を中心とした大手塾、SAPIX(サピックス)、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー(早稲アカ)のことを指します。
四谷大塚は小石川と九段中の対策コースの2つだけある様ですね。早稲アカは数年前まで都立中コースがあったみたいですが今は廃止されています。
これは、四大塾が難関私立中対策が中心となっているからでしょう(都立中の倍率が近年下がっている理由もあるかもですね)。
しかしながら、毎年多くの都立中合格者を出しています。
| 塾 | 合格者数 |
| SAPIX | 69 |
| 四谷大塚 | 125 |
| 日能研 | 88 |
| 早稲田アカデミー | 97 |
この理由としては
- 私立対策で身についた高い学力を土台に、短期間の適性検査対策で合格する
- 私立から都立への路線変更or私立との併願者が一定数いる
などが考えられます。
なお、四大塾に通いながら、enaなどで都立中対策塾を行っている生徒も一定数いるかもしれません。
都立中対策ができる塾おすすめ5選
では、ena以外に都立中対策を行っている塾は、どこがあるのでしょうか?
今回は以下の5つの塾をご紹介します。
| 塾名 | 特徴 |
|---|---|
| 栄光ゼミナール | 少人数制クラスや個別指導など、多様な学習スタイルを選択可能。Z会グループ。 |
| e-style | 栄光ゼミナール発の都立中高一貫校専門塾。志望校に特化し、合格率が高い。Z会グループ。 |
| Z会の教室 | 通信教育で培ったノウハウを活かした質の高い教材と記述指導。 |
| 臨海セミナー | 神奈川No.1の実績を背景に都立中対策にも強み。授業料が安い |
| 早稲田進学会 | 小規模専門塾。小石川に特に強み。1回完結型の講座。 |
それぞれの特徴をもう少し掘り下げて解説します。
栄光ゼミナールの特徴
栄光ゼミナールは、公立中高一貫校対策に特化した「公立中高一貫受検コース」を提供しています。栄光ゼミナールの2025年度における都立中合格者数は185名と高い実績を誇ります(ただし、e-styleやZ会エスタスなども含めた数字)。
栄光ゼミナールはZ会グループでもあり、作文対策において「Z会公立中高一貫校作文コース」の教材を採用しています。質の高い記述指導と添削を受けられる点が大きな特徴です。
少人数クラスでの対話形式の授業を通じて、「考える力」と「表現する力」を育成することに強みがあります。
また、個別指導部門も充実しており、柔軟な受講が可能です。集団コースは標準的な費用感ですが、個別指導を選択すると費用は高くなります。
E-styleの特徴
E-styleは、栄光ゼミナール発の都立中高一貫校に特化した専門塾であり、少人数制・双方向性の授業で論理的思考力を養います。
適性検査対策に特化しており、特に学校別にコースが分かれているため、志望校に合わせたピンポイントな対策が可能です。
公式サイトでは、2025年度の都立中合格者が82名となっています。さらに、合格率が42.9%という驚異的な実績を公表しており、その指導の質の高さがうかがえます。

一般合格率29.5%と比較するとかなり高確率で合格者が出ていますね!
Z会の教室の特徴
Z会の教室は、通信教育で定評のあるZ会グループが運営しており、教材の質と記述力育成に強みがあります。Z会の教室にも、クラス授業と個別指導とがあります。
論理的な思考力と高度な記述力を要する都立中の適性検査に対応できる、ハイレベルなカリキュラムが特徴です。費用感は集団塾の標準〜やや高めの水準です。
また、公式サイトでは、都内・神奈川県内の国公立中高一貫校における合格率が38.4%(2025年度)と、具体的な数値を公表しています。
E-styleと同様に、合格率という実態に近いデータを開示していることから、受検生と保護者からの信頼度が高いことがうかがえます。
臨海セミナーの特徴
臨海セミナーは、神奈川県の公立中高一貫校対策においてはNo.1の実績を誇る大手塾です。
そのノウハウを活かした「公立中高一貫プロジェクト」を都内でも展開しており、都立中高一貫校の合格者数も2年連続で50名以上(2024年、2025年)と優れています。
そして、臨海セミナーの大きな特徴として授業料の安さがあります。2025年度は特別割引として、国数社理の4教科で月額9900円(教材費などは別途必要)という低価格です。
※特別割引の実施期間は未定

「塾は高いからウチは無理」と諦めていたご家庭の方も一度資料請求してみて下さいね!
なお、臨海セミナーは、定期的に行われる都立・公立中高一貫校受検オープン模試(初回無料)や、毎週土曜日に開催される都立・公立中高一貫校スタートテスト(無料模試)があります。
模試については、別の記事にまとめていますので、こちらも是非チェックしてみてください。
早稲田進学会の特徴
早稲田進学会は、都立中高一貫校受検の小規模専門塾です。2025年度の合格者数は68名となっており、特に最難関である小石川中等教育学校は38名と非常に高い実績を誇ります。
この都立中受検に特化した独自の指導メソッドをもっており、他塾との相違点としては通年の受講を必須としていません。つまり、指導形式は「1回完結型」の講座がメインとなっています。
「合格講座」などの講座は、1回(約2.5時間前後)あたり3,600円程度とリーズナブルなスポット料金で受講可能です。この講座は、苦手な単元だけ、あるいは直前の対策だけといった形で、必要な部分だけをピンポイントで柔軟に利用できる点が魅力です。
また、早稲田進学会は、各都立中の対策に特化した”そっくり模試”を受検することも可能です。受験後は、保護者も一緒に解説授業を受けられますので、お子さんがどのような解説を受けているのかを実際にみることもできます。
都立中対策塾の選び方
ena一択ではないとすれば、数ある中からどのようにお子さんに合った塾を選べば良いのでしょうか。
ここからは、基本的な塾選びのポイントをご紹介していきます。
塾検索サイトで通塾圏内の塾をチェック
通塾圏内の塾を効率よく探すには、まず学習塾検索サイトを利用するのがおすすめです。
評判の良い塾を選びたくても、ご自宅から通える範囲の塾でないといけません。最初はグーグルマップで検索するのも良いでしょう。ただ、めんどくさいという方は一括で検索できるサイトを利用するのも便利です。
例えば「塾選」のような学習塾検索サイトでは、各塾の基本情報や口コミを一覧で確認できるほか、サイトを経由して入塾することでキャッシュバックなどの特典が得られる場合があります。まずは検索サイトで気になる塾をリストアップし、基本的な情報と利用者からの評判をチェックしてみましょう。
そして、気になる塾があれば検索サイトから資料請求や体験授業の申込を行うことも可能です。まずはそこからスタートしてみてください。
資料請求と無料体験で比較する
塾検索サイトでリストアップした塾については、実際に以下のステップで比較検討を進めます。
- 資料請求: 各塾のパンフレットや料金体系、コース内容を確認します。
- 無料体験、無料説明会への参加: 実際に授業や校舎の雰囲気を体験し、指導方針を直接聞きます。
- 入塾: 本人と親御さんが納得した上で入塾を決定します。
このステップを踏むことで、机上の情報だけでなく、実際の指導内容や通塾のイメージを具体的に掴むことができます。
オープン模試に受けるのひとつ
多くの塾が、都立中受検を想定した「オープン模試」を開催しています。これらをいくつか受けてみることは、塾選びの大きなヒントになります。
- 問題形式の比較: 塾ごとに適性検査対策のアプローチが異なるため、模試の問題傾向を比較できます。
- 偏差値の把握: 現時点での自分の立ち位置を確認できます。
- 会場の雰囲気: 実際の受検会場に近い環境を体験でき、受検本番の予行演習にもなります。
- 指導体験の機会: 模試後には、その塾の講師による詳細な解説授業や個別相談会が設けられる場合が多くあります。これは、塾の指導の質や講師との相性を実際に体験できる貴重な機会となります。
口コミよりも本人に合うかどうか
塾検索サイトなどで口コミや合格実績は参考になりますが、最も重要なのは「お子さん本人に合っているか」という点です。
- 講師との相性: 授業が楽しいか、質問しやすい環境か。
- クラスの雰囲気: 緊張感をもって取り組めるか、または伸び伸びと学べるか。
- 通塾の負担: 往復の時間や体力的な負担が継続可能か。
本人が前向きに、継続して通える塾こそが、最高の塾と言えます。
通塾のデメリットとリスク
通塾がもたらすメリットは多大ですが、我が家が「通塾なし」という選択肢を選んだ背景は、通塾によって生じる以下のようなデメリットとリスクが存在するからです。
高額な費用負担
通塾は、通信教育や家庭学習と比較して、最も高額な受検対策です。
通常の授業料に加え、教材費、季節講習費(夏期、冬期、直前)、模試の費用などが加算され、年間数十万から百万円近くの出費になることも珍しくありません。この費用は、家庭の経済的な負担増となります。

月額料金だけじゃないので、当初の想定より塾代は多くかかると考えておいた方が良さそうですね。。。
時間的・体力的負担
週に複数回の通塾は、往復時間を含めるとかなりの時間が拘束されます。これにより、以下の問題が生じやすくなります。
- 習い事との両立の困難: 塾のスケジュール優先となり、受検以外の活動を諦めざるを得ないケースが多くなります。
- 睡眠不足・体力消耗: 夕食が遅くなったり、帰宅時間が遅くなることで、受検生本人の体力的な負担が大きくなり、体調管理が難しくなります。

娘は小学生の間は習い事を続けたいという強い気持ちがあるので、通信教育がベストだと考えました。
精神的な負担とプレッシャー
集団塾では、常にクラス内や校舎内での順位や偏差値が公開されるため、それが強いモチベーションになる一方、生徒にとって大きな精神的プレッシャーとなることがあります。
成績の変動に一喜一憂し、受検そのものに対するモチベーションが低下するリスクもあります。また、塾で課される課題の多さに、心身ともに疲弊してしまう可能性も否めません。

多すぎる学習量や様々なプレッシャーで、子どもの心身がボロボロになるのは避けたいですね。
受け身の学習姿勢になる可能性
塾のカリキュラムは「徹底的に指導し、成績を上げる」ことを目的としています。そのため、手厚いサポートを受けることで、「先生に言われたことだけをやる」「質問をすれば答えがもらえる」という受け身の学習姿勢になってしまうリスクがあります。
与えられた課題を取り組む力は身につくかもしれませんが、自分で考える力や工夫して学習に取り組む力は定着しない可能性があります。

受検を通じて自ら積極的に学ぶ力を身につけて欲しいので、最初から通塾が第一選択とはなりませんでした。
通信教育プラス短期講習戦略もあり
通塾によるデメリットを避けつつ、プロの指導が必要な部分だけを取り入れる「通信教育+短期講習」というハイブリッドな戦略が有効です。
Z会×短期講習という方法
都立中受検対策の通信教育として最も有名で実績があるのはZ会でしょう。まずは、Z会の教材で基本的な学力の土台作りや適性検査対策を養います。
そして、家庭添削だけでは不十分な学習や受検直前の総仕上げとして、夏期講習や直前講習などの短期講習を組み合わせて受講する方法です。
この戦略のメリット
- コストが抑えられる: 通年で集団塾に通うよりも、大幅に費用を抑えられます。
- 習い事との両立: 自分のペースで学習を進められるため、週に何度も通塾する必要がなくなり、スポーツや他の習い事との両立がしやすくなります。
- 自宅学習の習慣化: 自ら計画を立てて学習する能力(自学自習力)が身につきます。
この戦略は通信教育と塾の良い面を活かす戦略ともいえるでしょう。
この考え方は、「通信教育以外の家庭学習×塾の短期講習」で都立中受検に挑戦するという方法も選択肢となります。

コストを抑えつつ都立中を目指したいという方には、通塾以外の方法として検討してみてください。
まとめ
本記事の検証結果から、「都立中高一貫校対策はenaの通塾一択なのか?」という問いに対する結論は「No」です。
理由としては
- enaは合格者数の実績は圧倒的だが、通塾生のみではない可能性
- 合格実績はenaの生徒数が多い点も考慮しなくてはいけない
- ena以外の都立中対策塾も検討する価値あり
- 通塾ではなく、通信教育×短期講習という戦略も一つの方法
都立中受検成功の鍵は、最大手塾のブランド力や実績ではなく、お子様自身に最も適した学習環境と戦略を見つけることにあります。
我が家は現時点(小5の11月)で通塾はしておりませんが、状況に応じて変更する可能性もあります。「Z会×短期講習」に関しては、今後もしっかりと検討する予定です。
家庭では対策が不十分になり得る「作文添削」や「過去問添削」など、プロの指導が必要な部分に対しては、塾に頼るべき時が来るかもしれません。
最後になりますが、今回の記事は「enaは良くないのでやめておいた方が良い」という主張がしたい訳でありません。
enaは都立中対策における長年の実績やノウハウがあるのは確かです。特に通塾以外の都立中対策カリキュラムも豊富です。
- 夏期や冬季、直前期などの「短期講習」
- 3~4か月間、毎週日曜に開催される「日曜特訓」
- 参加者数の多い模試「都立合判」「enaオープン」
必ずしも通塾が必要とは言えないですし、お子さんごとで合う合わないという適性があるでしょう。
「短期講習ではなく、通塾が必要なのか?」「自分の子に合うのか?」「他塾と比べてどうか?」など、様々な点を考慮した上でenaを選択されるのであれば、それが正解なはずです。

ただ、合格者数が多いという理由だけでenaを選ぶというのは避けた方が良いというのが私の考えです。
ちなみに、私の家からはenaが一番近いので選択する可能性も十分あります。
まずは夫婦間やお子さんを交えた家族会議などで、どういった方向性がベストなのかを検討してみて下さい。その上でやはり塾が必要だとなったのであれば、塾検索サイトなども活用しながら情報集めをしてみましょう。
ぜひ、今回の記事を参考にお子さんに合った受検対策をご家族で検討してみて下さいね。


