こんにちは、よっさんです。
前回の受検日記20では、娘が苦手とする作文の対策をブンブンどりむで開始したという話をしました。今回は受検とは直接関係ないですが、娘が10月に挑戦した英検4級についてまとめてみました。
娘の英検4級対策は今年の4月から始めましたが、Z会の学習と並行していましたので、当初は毎日取り組むことはできませんでした。本番前2か月前ころからようやくペースアップして、英検終了直後は「多分大丈夫」と本人は言っていましたが。。。
では、さっそく結果を発表します。
娘の英検4級の結果は・・・
合格
でした!!
ただ、4級対策を始めた当初は、過去問を解くのに大幅に時間オーバーしていましたし、理解しているはずだった5級の文法もかなりあいまいな状態でした。
正直「合格はあやしいかも・・・」と感じていたんです。

今回はこれまでの娘の英語学習歴から英検4級合格までの道のりを振り返ります。
また、今回の英検では、Z会受講者が利用できるキャンペーンにより、特別価格(通常から1000円引き)で受検しました。
このキャンペーンは先着1000名となっています。なお、小学生コースで英語を受講していなくてもこのキャンペーンは利用できます。私の娘はZ会の英語は選択してませんが、特別価格で受検することができました。
Z会特別価格の詳細についてだけ知りたいという方は、記事内のこちらにジャンプしてくださいね。
では、ここからもう少し詳しく娘の英検4級挑戦について話していきます。都立中高一貫校の受検を目指しつつ、英語の学習も続けさせたいとお考えの方の参考になれば幸いです。
それでは参りましょう。
これまでの英語学習歴
これまで娘が取り組んできた英語学習をざっくりと振り返ります。
- 年中~小3の途中 英会話教室
- 小1~3(不定期) オンライン英会話
- 小3(2月) 英検5級取得
- 小4 NHKのラジオ英語講座(中学生の基礎英語1)
幼稚園の頃は、とにかく「発音とリスニングは幼児期からやる方が良い」という先入観もあって、早期英語に頑張らせていた部分はあります。ひたすら反復練習をさせるカリキュラムでしたが、よく頑張って取り組んでいました。

この頃に発音やリスニング力が身につきました。何よりも「英語が楽しい」という気持ちになってくれたのが良かった点です。
ただ、小2の途中頃から週3回の英会話レッスンに少しモチベーションが下がってきました。また英語力を測るテストなどもなく、その辺りも娘のやる気が出なかった部分かもしれません。
この頃は違う学習法も試してみようと、いくつかのオンライン英会話もたまに受講していました。QQ Englishやネイティブキャンプ、Kimini英会話などです。
また、それまでの英語学習の成果を見える化したくて、小3の終わりに英検5級に初挑戦しました。

5級はそれほど具体的な対策をしなくても合格することが出来ました。
ただ、この先日本にいる限り、主に必要となってくる英語は学校英語となるはずです。英会話に特化しても良かったのですが、中学生になった時に活かせる英語学習へシフトすることにしました。
基本的な文法も学びつつ、音源もあり、かつ低コスト。。。

ずばりNHKラジオ英会話講座の一つ「中学生の基礎英語1」です!
私も日頃からラジオ英会話を聞いていたので、コスパの良さと教材の質は知っていました。中学生の基礎英語1は中1~中2レベルの学習範囲となっており、教材の難易度としてもちょうど良かったと感じていました。
娘はコツコツやるタイプでしたので、小学4年生の1年間は中学生の基礎英語1の全レッスンを休みなく聞いていました。
特に学習状況を細かくチェックしていなかったのですが、基礎文法も定着したはずだと思っていました。。。
都立中受検と並行して英語は続ける?
小学5年生になり、4月から都立中高一貫校受検をスタートすることになりましたが、東京の適性検査では英語は必要ありません。受検勉強に集中するのであれば、英語は別にしなくても良いわけです。
ただ、これまで幼稚園から続けてきた英語学習をゼロにするのはもったいないです。また、中学以降は英語は非常に重要な科目の一つになるはずです。

娘と話し合って、受検勉強と並行して英語は続けることにしました。
では、どのように英語学習を継続するかです。中学校以降の英語につながり、学習成果が見えやすいといえば・・・
やはり英検に挑戦することが最も適切だろうという結論になりました。
では、次に考えるべきは英検に対する学習法です。
Z会小学生コースの英語を選択することもできるのですが、受検日記15でもお話した通り、娘は英語を受講していません。また、少し難易度の高いZ会の講座であるAsteriaも選びませんでした。
娘がZ会小学生コースの英語およびAsteria(アステリア)を受講しない理由(受検日記15)
上記の記事をまとめると、小学生コースの英語は英検対策としては適していないですし、Asteriaを受講しなくても4級なら市販テキストでも十分だろうという結論です。コストも抑えられますしね。
さぁ英検4級対策を開始!まずは過去問から
Z会の学習と並行して4月から英検対策も開始!目指すは2025年第2回の英検(10月受検)です。
まず、開始時の実力で英検4級の過去問に挑戦しました。。
筆記問題は課題が浮き彫りに
- 時間配分
- 5級範囲の文法
- 4級範囲の文法
初回の過去問は、制限時間を大幅に超えてしまいました。初めてですから仕方ないですが、各大問に対する時間配分を意識できていなかったのが原因でしょう。
ただ、正解率は7割後半と合格基準を超えていたんですよね。
「おぉ~、これは順調なスタートだな!」と思ったのですが、すぐに楽観視できない点が見つかりました。いざ過去問の復習を一緒にしてみると、4級範囲の文法だけではなく、5級範囲の文法で十分理解していなかったのです。

「be動詞と一般動詞の区別」「三単現のs」「人称代名詞」など基本中の基本を理解してない。。。
4級で問われる文法の「比較表現」は、中学生の基礎英語1で学んでなかったので、これは仕方ありません。
ですが、既にやっていたはずの文法も十分理解しているとは言えませんでした。
小3で英検5級に合格し、小4の時は中学生の基礎英語1をコツコツやっていたので、てっきり「比較」以外の文法は部分は理解していると安心していたのすが。。。
本人に任せて取り組ませていたので、何とくなく分かった感じでここまで来ていたのかもしれません。
英検は4択ですから、何となくで正解になることはあります。下手すりゃマグレで当たったという事もあるでしょう。
英語の基礎が定着していないことが浮き彫りになりました。娘には、4級に合格すれば良いのではなく、文法の基礎は理解することを目的にしようと伝えました。
会話表現とリスニングは◎
ただ、筆記に出てくる会話表現やリスニング問題に関しては、初回の過去問を取り組んだ時点からある程度できていました。
会話表現は日本語から英語にできるとまではいきませんが、聞いたら意味がすぐに分かるという感じです。また、リスニングも音はしっかり聞き取れるので、少し知らない単語が出た時だけ自信がないという状況でした。
これは幼稚園の頃からやっていたい英会話レッスンの成果が今も残っているのでしょう。

会話表現とリスニングはそれほど対策しなくても大丈夫だと感じました!
英語を理解する4つのポイント
とりあえず、娘の英語に関する弱点が分かったので、市販テキストを取り組む前に英語を理解するための大切な4つのポイントを私が教えることにしました。
一応、私は大人のやり直し英語歴5年以上で、中学英語なら教えられる自信があったもので。
娘に教えた英語のポイントはこちら
- 一つの英文に主語と動詞は1個ずつ
- 一般動詞は「動作」、be動詞は「状態」
- 英語には型がある
- 英語は前から読むクセをつける
①一つの英文ごとに主語と動詞が1個ずつ
とりあえず、あまり細かい文法を教えずに、主語と動詞を探すという事を徹底させました。基本的に一つの英文に主語と動詞が1個ずつ入っています。命令文や会話表現の省略される場合は除きますが。
最初の方は、一つの英文を読むごとに「どれが主語、どれが動詞?」ということを娘に確認しながら読むクセをつけていきました。
②一般動詞は「動作」、be動詞は「状態」
次は、一般動詞とbe動詞があいまいだった部分の修正です。まず一般動詞とは「be動詞以外」という風に説明しました。そして「一般動詞は動作」と「be動詞は状態」と何度も唱えさせたんです
また、疑問文を作る時に、一般動詞の疑問文でbe動詞を頭に持ってくるという英語初心者によくあるミスをしていました。
これに関しても状態を聞く時はbe動詞から、動作を聞く時はDo(Does)から始めるんだよということも伝えました。
③英語には型がある
3つ目に教えたのは、英語には基本的な型があるという点です。大人たちも学生時代に大好きだったSVやSVOですね(汗)。
ただ、小学5年生ですから、出来るだけ文法用語を使わず教える事にしました。
たとえば第1文型(S V)なら「~は」「~する」という英文、第3文型(S V O)なら「~は」「~する」「~を」という英文があるんだよという感じです。
④英語は前から読むクセをつける
そして最後に、英語は前から読むことが大切だという点です。英語を返り読みする悪い癖だけはつけさせたくなかったんてす。
4級レベルであれば、英語を自然な日本語に和訳するのも簡単です。しかし、長い英文やリスニングでは前から和訳した方が処理が早くなります。「キレイな日本語にする必要はないんだよ」ってことを植え付けさせたかったんです。
この流れで、スラッシュリーディングについても教えておきました。
市販テキストと過去問に取り組む
上記の4つのポイントを元に、あとは英検4級のテキストを取組みました。また、テキストについている模擬試験と英検4級の過去問を2回分実施しました。
使用したテキストは「わからないをわかるにかえる英検 4級」です。
このテキストのおすすめポイントはこちらです。
- 文法、語彙、会話表現、長文読解、リスニングが一冊で完結
- オールカラーで読みやすく、小中学生も取り組みやすい
- 模擬試験1回分がついているので本番対策可能
- 音声はCDーROMまたはアプリで聴ける
- ミニミニ暗記ブックでスキマ時間や直前
複数のテキストを購入しなくても4級レベルなら大丈夫だろうということで、この1冊にしました。
ただ、1回だけ読んでも定着はしないので、テキストを7周することを目指しました。これは「東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法:山口真由 (著)」を参考にしています。
簡単にいうと「7回読めばその本は理解できる」っていうシンプルな勉強法です。
2、3周目まではざっと目を通し、その後から徐々に重要な所を掘り下げたりしながら読んでいくわけです。
結局、本番までに6周しかできなかったんですが、それでも本の理解度は高かったかなと思います。

英検に限らず、どんな学習にも応用できる学習法ですね!
そして、テキストの学習の合間に過去問2回とテキストについてる模擬試験にも取り組みました。本番前最後の過去問では、時間配分もばっちりで正解率も85%ほどとなりました。
今回は本会場で受検。結果は無事合格!
英検4級は本会場で受検しました。5級の時は準会場(自宅近くの個別塾)で受検したのですが、そこでは受検者が数名程度でした。
都立中高一貫校受検では慣れない場所で大勢の受検者と一緒になります。ですから今のうちに会場慣れさせたい部分もあったので、準会場ではなく本会場で受検することにしました。
受検終了後の第一声は

少し緊張したけど、合格はたぶん大丈夫!
と笑顔で返答してくれたので、まぁ大丈夫だろうという感じでした。
それでも結果を見るまでは安心できません。約3週後のWEB発表を見ると
合格
の文字が!
過去問の点数を見ている限りイケるとは思っていましたが、マークミスも含めて何が起こるか分かりません。都立受検対策と並行しながらも、合格した娘はよく頑張りました。
ちなみに後日送られてきた正誤表を見ると、記述に関しては文法が問われる大問1で5問が不正解となっていました。文法問題がやはりネックでした。あとは全て正解だったのは良かったんですけどね。
またリスニングは大問3で2問のみが不正解でした。やはりリスニングに関しては得意な様です。

英文法を十分理解するには、まだまだ反復学習が必要そうです。
英検のZ会特別価格とは
さて、今回の英検はZ会のキャンペーンを使って、特別価格の1,000円引きで受検することができました。
- 小学生コース1~6年生
- 小学生タブレットコース1~6年生
- 中学受験コース3~5年生
- Asteria英語4技能講座1~6年生
小学生コースは一教科ずつ受講できることができるのですが、英語の科目を選択していなくてもこのキャンペーンを利用することができます。また、中学受験コースにも英語は含まれていませんが、キャンペーン対象者となります。
ただし、このキャンペーンの注意事項は
- 先着1000名限定
- 本会場のみの受検
- 特別価格よりも準会場受検の方が安い
どのくらいの人数は受検されるのかは分かりませんが、希望される方は早めに応募された方が良いと思います。
また、このキャンペーンは本会場受検のみ適応となります。
| 1級 | 準1級 | 2級 | 準2級プラス | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 | |
| 本会場 | 11,500 | 10,500 | 9,100 | 8,700 | 8,500 | 6,900 | 4,700 | 4,100 |
| 特別価格 | 10,500 | 9,500 | 8,100 | 7,700 | 7,500 | 5,900 | 3,700 | 3,100 |
| 準会場 | 6,900 | 6,400 | 6,100 | 5,000 | 2,900 | 2,500 |
この表を見てもらえれば分かりますが、実は特別価格よりも準会場の方が安いんです
準会場の受検が可能な方で、私の娘の様に受検対策として会場慣れの必要がないのであれば、あえてこのキャンペーンは利用されない方が良いでしょう。
まとめ
今回は娘の英語学習歴を振り返りつつ、今年の10月に挑戦した英検4級の取組みについてお話しました。
英検自体は無事合格することができましたが、まだまだ本当の意味でしっかりと英語力がついているとは言えない状況です。
都立中高一貫校を目指してはいますが、これまでの英語学習をムダにするのはもったいないですし、中学に入れば英語科目の重要度はますます高まってきます。
今後も受検対策とともに英語に対して取り組んでいくことになるでしょう。
英検は英語の4技能を測るテストとしては非常に良い選択だと思います。学習成果が合格という形で残るのはお子さんの自信にもなります。
受検もあるけど、英語も小学生の内から頑張らせたいという方は、ぜひ英検の挑戦を検討してみてくださいね。
また、今回説明した通り、Z会受講者は英検が1,000円安く受講できるキャンペーンがあります。本会場受検で良いとお考えの方は、ぜひお得に挑戦してみてくださいね。
それでは本日はこの辺で。

