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【徹底比較】都立中高一貫校対策の模試について知ろう

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こんな方にオススメの記事です
  • 都立中高一貫校対策の模試について知りたい
  • 模試がたくさんあってどれを選べば良いか分からない
  • それぞれの模試の特徴を比較したい
  • 模試を最大限に活用したい

受検対策を進めていく中で、模試は非常に重要な役割を担います。

しかし、お子さんが受検勉強を始めたばかりや都立中受検を考えている親御さんの中には、都立や公立中高一貫対策の模試についてご存じない方も多いかと思います。

よっさん
よっさん

私も調べるまで全く知らなかったのですが、これが結構多いんです。。。

「どれを受けたら良いのか分からない・・・」と皆さんが迷われないよう、今回は私が数ある模試の中から都立中対策となる模試をピックアップしました。

なお、有料模試だけではなく、塾が開催している無料のオープン模試などもあります。

今回ご紹介する模試を下記の通りです。

主な有料模試
  • 公中検模試(公中検模試センター)
  • 適性検査型模試(首都圏模試センター)
  • 都立中合判(ena)
  • 早稲進”そっくり模試”(早稲田進学会)
主な無料模試
  • enaオープン(ena)
  • 公中アタックテスト(Z会)
  • 都立・公立中高一貫校受検オープン模試/スタートテスト(臨海セミナー)
  • 公立中高一貫オープン/スタートテスト(栄光ゼミナール)

今回の記事では、特に有料模試について詳しくまとめていますので、どれを受けるべきか検討する材料としてもらえればと思います。

また、模試の活用法にも触れております。ただ受けて終わりとならないように、模試を最大限に活かすための工夫が必要と言えるでしょう。

それでは、ここからさらに詳しくお伝えしてきますね。

公立中高一貫校模試とは

まずは、都立も含めた公立中高一貫校対策の模試について基本的な概要をまとめます。

  • テスト形式: 適性検査型(思考力・記述力重視)
  • 対象学年: 主に小学5・6年生
  • 主催者: 専門の模試センター、大手の学習塾
  • 受検料: 有料と無料がある(有料の相場は約5,000円~7,500円)
  • 受験方法: 会場受験、自宅受験、塾内受験
  • テストタイプ:2科目か3科目を選択

最も大きな特徴として、公立や都立中高一貫校の適性検査は、知識量だけでなく、資料の分析力や記述力が問われます。公立中高一貫校模試は、この特殊な形式に対応した内容であり、一般的な私立向けの教科型試験の模試とは目的も形式も異なります

よっさん
よっさん

知識があるだけでは解く事ができない思考力、記述力が問われる模試ということか!

一般的には6年生から本格的に模試を受ける子が多いのですが、5年生から受検できる模試もあります。

都立中に強いと言われる進学塾enaにおいては、小学1年生から思考力や記述力を問うenaオープンという模試も受けることが可能です(早期から受ける必要性がどの程度あるのかと疑問に思う所もありますが・・・)。

なお、有料と無料の模試があり、有料模試の受検料の相場は1回5000円以上となっています。

よっさん
よっさん

自宅受検が可能な模試もあるのですが、本番を想定して会場受検する方が望ましいでしょう。

模試を受ける目的、必要性は?

模試の目的、必要性
  • 自分の現在地(立ち位置)の把握
  • 弱点・課題の発見
  • 本番さながらの経験

①自分の現在地(立ち位置)の把握

1つ目は、受検者全体の中で、自分がどのくらいの順位にいるのかを把握することにあります。志望校の合格可能性(A判定、B判定など)が出ますので、学習の進捗度を測ることができます。

②弱点・課題の発見

2つ目は弱点や課題を発見できる点です。

適性検査では、国語力を測る作文や読解、算数や理科、社会分野などが出題されます。模試を受けることで、どの分野を自分が苦手としているかを判断できます。

また、時間配分は適切だったかなど、試験を受ける上での課題を見つけることも可能です。

③本番さながらの経験

3つ目は、本番に近い状況を経験できることです。会場受検であれば、試験会場の雰囲気、ライバルと共に受検することへの緊張感などに慣れることができるでしょう。

模試を経験することは、本番に力を発揮するための重要な予行演習となります。

都立中高一貫対策の模試の比較

公立中高一貫校の対策模試は複数ありますが、今回は都立中公一貫校に対応できる模試の中から有料、無料に分けてご紹介します。

有料模試

公立中高一貫校受検生がよく利用する主要な有料模試を比較します。

名称主催対象学年料金自宅受験特徴
公中検模試日本教材出版 公中検模試センター小5・小6・(小4)5,335円~あり全国に対応
年間受験者数約5万名
適性検査型模試首都圏模試センター小5・小65,940円あり首都圏の公立中高一貫校に幅広く対応
都立中合判ena小66160円
(ena塾生5,610円)
都立中受検者数No.1
データが豊富
報告書の評価もあり
早稲進”そっくり模試早稲田進学会小6 (小5)4,500円~あり学校別の対策問題
小石川に強い
受験料は2025年度の料金となります。変動する場合がありますので、詳細は公式サイトをご確認ください

公中検模試(日本教材出版 公中検模試センター)

模試の特徴
  • 主催は日本教材出版 公中検模試センター
  • 年間受検者数は約50,000名と全国最大規模
  • 適性検査で必要な「読解力」「思考力」「活用力」「記述力」などの能力養成・対策に直結
  • 全国の適性検査の出題傾向を研究・分析して作成され、全国の塾でも採用
  • 共通版や東京版、愛知県版など志望校に合わせたテストタイプが選べる
  • 会場模試では、保護者向けの受検情報セミナーも同時開催
  • 自宅受検も可能

受検者数は全国最大規模の公立中高一貫校模試となります。全国の各地域に特化した模試のタイプを選択することができ、東京版は2科型と3科型の2タイプがあります。2科と3科は適性検査Ⅲの有無で選択する形です。都立中高一貫校志望の受検生も数多く受けている模試となります。

1年間を通して模試の開催数も多いので、成績の推移を見ることもできるでしょう。

なお、小学4年生対象とした適性検査入門検査という模試も11月頃に受検することが可能です。

適性検査型模試(首都圏模試センター)

模試の特徴
  • 主催は首都圏模試センター
  • 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城など首都圏の公立中高一貫校を判定できる
  • 志望校に合わせて2科目か3科目かを選択
  • 試験中に開催される保護者会で入試情報が得られる
  • 会場受検、自宅受験、塾内受験から選択
  • 私立、国立の判定も同時に可能

首都圏模試は、中学受験に関する首都圏最大規模のオープン模試です。首都圏模試センターが提供している公立中高一貫校向け模試は、適性検査型模試となります。この他に合判模試(私国公立志望者向け)スタート模試(小3~小5対象)といった模試もあります。

具体的な受験者の総数は分かりませんが、認知度も高い模試ですからある程度の受験者数はいると考えられます。

適性検査型模試でも、志望校に合わせて2科目または3科目を選択して受験する形となります。

都立中合判(ena)

模試の特徴
  • 主催は都立中合格者数No.1大手塾のena
  • 都立中志望者が多く受検するので、判定の信頼性が高い
  • 6年生の前半は共通の都立中合判、後半は学校別合判、直前合判がある
  • 報告書の点数も加味して判定が出る

都立中合格者全体の5割から7割がena受講者と言われているほど、都立中高一貫校受検塾の最大手と言われています。

enaの2025年合格実績はこちら

受験者の母集団が圧倒的に大きく、都立中の判定信頼度が高いのが特徴です。また、報告書も含めて判定が出るのも、他にはない特色と言えるでしょう。

なお、6年生の前半は共通の都立中合判を受検しますが、後半に入ると都立中学校別合判となり、志望校に合わせた模試を受検することができます。直前期には都立中直前合判を受検することができます。

5年生以下は、この後に説明します無料模試「enaオープン」を受検することができます。

早稲進の”そっくり模試”(早稲田進学会)

模試の特徴
  • 主催は都立中高一貫校に特化した専門塾の早稲田進学会
  • 各学校の傾向を徹底的に分析した独自の予想問題
  • 親子同伴の解説授業を受けることもできる
  • 早稲田進学会は小石川中の合格者数が多い

早稲田進学会は都立中高一貫校に特化した専門塾です。

都立中の志望校が明確な場合に有効であり、出題傾向を分析した「そっくり」問題が特徴。面白いのが、希望すれば解説授業親子同伴で受けることも可能です。

早稲田進学会は小規模塾ながら、都立中最難関の小石川中の合格者数が毎年30名以上となっています。小石川を目指すお子さんは要チェックですね!

早稲田私学会の合格者実績はこちら

無料模試(オープン模試)

上記の有料模試とは別に、各塾が実力診断や入塾テストを兼ねて実施している無料の模試もあります。これらは現在の実力を測ったり、塾の雰囲気を知る良い機会となります。

無料模試を実施している塾は、他にもあると思われますが、今回は主な4つをご紹介します。

名称主催対象学年自宅受験特徴
enaオープンena小1~小6なし広い学年で実施。
思考力問題・記述式問題対応型テスト
都立・公立中高一貫校オープン模試/スタートテスト臨海セミナー小4・小5・小6あり首都圏中心。定期的な実力チェック。
オープン模試は初回のみ無料
公中アタックテストZ会グループ塾小5?なし文系・理系の2つのテストで適性検査型問題に対する実力を確認
公立中高一貫オープン/スタートテスト栄光ゼミナール小4・小5(スタートテスト)
小6(オープン)
なし適性検査の形式に触れられる。

enaオープン

都立中専門塾最大手のenaが主催する無料模試です。enaが主催する有料模試である都立中合判については既に上述しました。

enaオープンは小1~小6まで幅広い学年が受検できます。適性検査Ⅰ、Ⅱという区分ではなく、4教科のテストではありますが、思考力や記述力を問う形式となっています。

受験後は、オンラインの解説動画で復習ができるのも良い点です。

都立・公立中高一貫校 オープン模試/受検スタートテスト

東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪に塾を展開する臨海セミナー「都立・公立中高一貫校オープン模試」「都立・公立中高一貫校受検スタートテスト」を主催しています。

受検スタートテストに関しては、毎週土曜日に開催されており、自宅受験も可能となっています。

なお、都立・公立中高一貫校 オープン模試に関しては初回のみ無料となり、2回目以降は小4・小5は2,750円、小6は5,330円となります。

公中アタックテスト

公中アタックテストはZ会グループの塾などで実施される無料模試です。ちなみに栄光ゼミナールもZ会グループとなっています。

私が調べた限り、WEB上で申込む方法は見つかりませんでした。基本的には塾内で受検するテストかもしれません(全てのZ会グループの塾で実施しているかどうかについては確認できていません)。 

ただし、Z会の通信教育受講者も受検することが可能で、私の所にメールで案内が来たことで知ることが出来ました。受検会場はZ会進学塾でした。

詳細が見つかりにくいですが、今回案内された公中アタックテストは小5の9月に開催されており、小6でも受検できるかどうかはまだ分かりません。

よっさん
よっさん

残念ながら、娘は都合がつかず受験できなかったのですが、保護者説明会の動画が配信され、最新の受験情報を知ることが出来ました。

公立中高一貫オープン/スタートテスト

公立中高一貫オープンと公立中高一貫スタートテストは、栄光ゼミナールが主催する無料模試です。オープンは6年生、スタートテストは4年生、5年生が対象となります。

受検情報が乏しいのすが、実施回数はそれほど多くないかと思われます。

無料模試の特徴・注意点

無料模試の特徴と注意点
  • 無料模試を受検している間に保護者説明会がある
  • 答案返却時に解説や学習ポイントを指導してもらえる
  • 有料模試と比較すると受検者数は少ない
  • 基本的には塾の勧誘あり

塾によっては子どもが模試を受けている時間を利用して、保護者説明会が実施されます。最新の受験情報や勉強法のアドバイスを受ける事ができるんです。また、答案の返却時に丁寧な解説と学習ポイントをもらう形が一般的です。

なお、受検者数が発表されている訳ではありませんが、有料模試と比較すると受検者数は少ないと考えられるでしょう。また、合格判定は有料模試より精度は低いかもしれません。

そして、注意しておくべき点は、無料で受検できる理由は塾の勧誘があるという点です。

保護者説明会や解答返却時に、入塾案内などがあると理解した上で受検した方が良さそうです

よっさん
よっさん

逆に、都立対策塾の通塾を検討している方とっては、塾選びの判断材料として無料模試を受けるのもありかも!

4. 模試の活用法

模試は「受けて終わり」では意味がありません。結果をどう活かすかが重要です。

模試の活用法・注意点
  • 受験後に必ず復習する
  • 結果に一喜一憂せず、客観的に評価する
  • 期間をおいて再度解いてみる
  • 志望校判定を気にし過ぎない

受検後にはなるべく早い段階で復習をしましょう。「テスト終ったぁ、やっほ~!」では、もったいないですからね

また、模試は結果を出すことが目的ではなく、自分の現在地を知ることです。ですから、点数が良い悪いを焦点とするのではなく、客観的に模試を分析することが重要です。

例えば、受検者全体の正答率が高いのに自分は間違えたとなると、基本的な知識や解法が抜けている可能性があります。

逆に全体の正答率が低い問題は、思考力や応用力が問われる問題と考えられるでしょう。

よっさん
よっさん

模試を受けて自分の弱点や苦手な分野を自己分析することが大切ですね!

また、受験後に期間を置いてから解き直しをすることも大切です。模試は一回で終わりじゃなく、繰り返し説くことで最大限に活用することになります。

最後に志望校判定はあくまで参考とするべきです。適性検査型のテストは点数を取るのが非常に難しいと言われています。今回A判定だからといって、次回にD判定となることもあり得ます。

良い判定で自信を持つことも大切ですが、過信は禁物と考えておきましょう。

まとめ

今回は都立中高一貫校の模試についてまとめてみました。

改めてまとめると、公立中高一貫校向けの模試は複数ありますが、都立を目指すのであれば今回ご紹介した4つの有料模試

  • 公中検模試(公中検模試センター)
  • 適性検査型模試(首都圏模試センター)
  • 都立中合判(ena)
  • 早稲進”そっくり模試”(早稲田進学会)

が主な選択肢となります。

上述した様に無料模試も様々な塾で開催されていますので、「勧誘があっても大丈夫」とお考えであれば受検されると良いでしょう。

5年生から受検できる模試もありますが、本格的に受検者数が増えるのは6年生になってからです。各模試のスケジュールを早い段階で確認し、お子さんの状況に合わせて日程調整をしていきましょう。

最後になりますが、本番に力を発揮するために模試はぜったい欠かせません。私の娘も、まずは5年生の11月に模試を初挑戦します。結果がどうであれ、今後の学習に対するモチベーションとなることを期待しています。

読者の皆さんも各模試のサイトをチェックして、計画を立ててみて下さいね。

それでは本日はこの辺で。

著者プロフィール
よっさん

都立中高一貫校合格を目指す娘を支えていこうと奮闘中の40代の父です。
娘の学習状況だけではなく、親の目線で感じた事や考えた事、学習サポートなどを発信していきます。
同じく都立や公立中高一貫校を目指す親御さんにとって、少しでも役立てて頂ければ幸いです!

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